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みずほ仮想通貨「みずほマネー」のことが知りたい!特徴をご紹介

 みずほフィナンシャルグループが日本IBMと組んで開発した独自の仮想通貨「みずほマネー」の利用が開始されます。金融機関が発行する仮想通貨として注目を集めていますので、みずほマネーの概要や利用するうえでのメリットを知りたい人も多いのではないでしょうか。みずほマネーは、さまざまな特徴を備えています。そこで、みずほマネーに関しての概要・構想・目的、さらには、実証実験の内容や結果、将来性などについて解説します。

みずほマネーの概要

 みずほマネーは、一般的な円などの法定通貨とは違った性質を持っています。みずほマネーとはどんなものなのかを理解するためには、その特徴や内容、目的などについて知っておくことが重要です。そこで、みずほマネーにはどんな特徴があるのか、どういった構想に基づくマネーシステムなのかについて解説します。また、みずほマネーの目的についてもお伝えします。

みずほマネーの構想

 まず、みずほマネーの構想についてです。みずほマネーは仮想通貨の一種といわれていますが、ビットコインなどの一般的な仮想通貨が採用しているブロックチェーン技術は用いられていません。既存の通貨システムと同じように、ホストコンピュータなどを使って集中処理するする方式が採用されている点が特徴の通貨システムです。また、みずほマネーを銀行の預金口座とつないで、個人や企業が決済手段として利用できるようにする構想です。具体的には、買い物などでみずほマネーを使って支払い、預金口座から使った金額が引き落とされる仕組みを想定しています。つまり、銀行の預金残高と現実世界での決済の間を取り持つことが、みずほマネーに期待されている役割です。

みずほマネーの目的

 導入の目的は、既存のシステムが抱える問題点を解決することにあります。既存の決済システムは、昔に作られたシステムであるためメンテナンスコストが高くつきます。また、セキュリティ対策に膨大なコストがかかってしまうのも問題点の一つです。その結果、コストが利用者に転嫁され、送金コストは高くなっています。みずほマネーを導入することによって、メンテナンスコスト・セキュリティ対策コスト・送金コストを大幅に抑えることが可能です。また、仮想通貨の仕組みを利用することによって、新たな支払い方法を利用者に提供し、利便性を高めることも目的の一つです。国内外のみずほ銀行では店舗の統廃合を進めたり人員削減したりする動きがあります。実現のためには業務量の削減が必要であり、キャッシュレス化が急務だとされています。みずほマネーの導入は、店舗のキャッシュレス化を進めることにも役立つと期待されています。

みずほマネーの実証実験

 みずほマネーの導入にあたっては、実証実験が行われています。実証実験を行うことによって、想定した通りの使われ方がされるかどうか、予定通りのパフォーマンスを発揮して効果を生むかなどを検証することが可能です。また、みずほマネーに問題点があれば改善し、より使いやすい決済システムにしていく要素を見つけることにも役立ちます。そこで、実証実験の内容や結果についてお伝えします。

実証実験の内容

 みずほ銀行は、2016年2月~2017年2月末まで、アメリカのIT企業であるコグニザントの協力を得て、グループ内での業務連携をスムーズに行うためのアプリケーション開発と実証実験を行いました。国境を越えて文書情報や独自通貨の共有ができるアプリケーションです。また、2018年4月~12月末まで、みずほフィナンシャルグループと東邦銀行は、福島県内でみずほマネーの実証実験も行っています。県内にスマートフォンで支払いできる機器を設置した店舗を増やしてキャッシュレスで買い物ができる環境を作り、どのようにみずほマネーが使われるかを確認する実験です。みずほマネーの実用化に向けて課題を洗い出すことが目的とされています。

実証実験の結果

 みずほ銀行が1年間行った複数国間での文書共有や独自通貨の実証実験については、結果が公表されています。実験では、開発したシステムをブロックチェーン技術を使ったデータベースとして使うことで、多数のグループ会社間における文書共有プラットフォームとして有効に機能し、コストも削減できたことが確認されました。また、福島県におけるキャッシュレス決済の実証実験では、「pring(プリン)」と呼ばれるアプリケーションが採用されています。プリンとは、デジタルウォレットアプリのことで、簡単な操作を行うだけでみずほ銀行の口座からみずほマネーのチャージができる機能を持ち、QRコードを読み込んで決済を行うことができるものです。実証実験が進めば、このアプリが改良され、さらに使いやすくなる可能性があります。

みずほマネーを利用するうえでのメリット

 みずほマネーを利用する主なメリットは3つあります。1つ目は、現金を持ち歩く必要がなくなることです。キャッシュレス化を進めることができます。2つ目のメリットは、価格の変動を気にする必要がないことです。一般的な仮想通貨は、需要と供給によって日本円ベースの価格は変動します。一方、みずほマネーは日本円に対するレートが固定されており、価格変動を気にする必要がありません。常にチャートを見ながら価格動向を把握することに追われる心配がないことはメリットだといえます。3つ目は、スマートフォンでみずほマネーのチャージができることです。簡単な操作を行うだけで、みずほ銀行の口座にある資金をみずほマネーに交換してチャージできます。

みずほマネーの将来性

 みずほマネーは、銀行が開発した仮想通貨として注目を集めていますが、実際に使われるのはこれからです。そのため、将来どうなっていくのかについて興味を持っている人もいるでしょう。そこで、ビットコインなどの価格が高騰したことがあったようにみずほマネーも価格が高騰する可能性があるのか、広く使用されるようになるのかなどの将来性について解説します。

みずほマネーの高騰と暴落の可能性

 将来、みずほマネーの価格が高騰すると予想されるのであれば、早めに手に入れておきたいと考えるでしょう。ビットコインは、2017年に20倍を超える価格高騰が発生しました。同じような状況が期待できれば、財産を増やすことができます。しかし、みずほマネーの価格高騰は起こりません。理由は、「1みずほマネー=1円」といった形で、みずほマネーの価値が日本円に対して固定されているからです。どれだけ時間が経過しても、1みずほマネーは1円としか交換できません。同じ理由で、みずほマネーの価値が暴落する心配も無用です。価値が円と固定されているため、安心して持ち続けられることがみずほマネーの一つの特徴だといえます。

みずほマネーは普及するのか

 みずほマネーは、価値が円に対して固定されているため、投資対象としての魅力はありません。ただし、チャージや支払いの機能は充実していますので、決済や送金目的に特化した仮想通貨だといえます。そのため、その性質は電子マネーと変わらないという意見もあります。しかし、電子マネーは、その運営主体が交通関連の会社やショッピングセンターを運営する会社など、一般的な事業会社です。一方、みずほマネーの管理者は信用度が高い銀行です。信用度が高いという点が利用者から評価されれば、みずほマネーは電子マネーよりも普及する可能性があります。

期待が膨らむみずほマネー

 みずほマネーは順調に実証実験が進められており、実験のなかでは課題の洗い出しなどが着々と行われて成果を上げているといわれています。みずほマネーが実際に使えるようになるころには、問題点は解決されて使いやすいものになっていることが期待できます。みずほマネーの利用が開始されたら、積極的に使ってみるとよいでしょう。

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